富 士 山

 富士山は日本のシンボルであり、もちろん日本百名山の一つであり日本一高い山である。
 日本人一般に愛される山でもある。日本百名山と呼ばれる山は、だいたい山好きの人たちがそれなりの装備を 持って登る山であるが、富士山は、他の山には登ったことがない人も一度は登ってみたいと必死に山頂を目指 し登っている山である。・・・といっても決して易しい山ではない。
 時期を選び天候さえよければ、整備され た登山道を登る限り、落石に注意するぐらいで特別な技術を要するわけではないが、3776Mといえば、気 温は夏場でも零下になることもあり、台風でも来れば、瞬く間に豹変する気候もまた高山特有の危険性である。 また酸素量は地上の65%程度しかなく通常7合目を過ぎるとたいていの人が軽い頭痛に見舞われる。いわゆ る高山病である。10%ぐらいの人は高度を上げるに伴い強い頭痛、吐き気の症状が現れ、下山する以外には 治らないといわれている。
1997年7月20日
 須走り5合目 17:00頃登山開始、ゆっくりしたペースで日が暮れてからは煌々と輝くごとき月明かりの中を22:15に本7合目見晴館に到着。
少しの睡眠の後、3:45から山頂を目指し出発。4:45頃本8合付近でご来光を拝むことができた。すばらしいの一言である。

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ご来光
ご来光
 登山路はよく整備されているといっても、森林限界を過ぎたあとは、大小の溶岩と砂利の中、足を取られないよう注意しながらひたすら頂上を目指す。天候がよく山頂まで見通せるのは、安心感があるとともに残り高度の多さにため息がでる。
 あえぎあえぎ6:55に山頂久須志神社に到着。参拝しご朱印を頂だいた。山頂は各方面からの登山者でごった返しており、これが富士山頂かと目を疑いたくなる光景である。
 ここで朝食休憩のあと火口壁を半周して8:20富士山最高峰剣が峰(標高3,776m)に立った。
 剣が峰には気象庁の富士山測候所がある。
(注・現在は気象衛星に役割が移りレーダードームは富士吉田市にある道の駅に移設展示されている。)

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久須志神社ご朱印 富士山火口 剣が峰測候所 剣が峰最高点の碑
久須志神社
ご朱印
富士山火口 剣が峰測候所 剣が峰
最高点の碑